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7月16日 村山口登山道(村山古道)散策
 16日から運行が始まった富士宮口新5合目行きのバスを利用して村山口の宝永遊歩道〜高鉢ガラン沢遊歩道の間の下山散策を行いました。高鉢駐車場からバス停までは約1.5km、100mほど高度差があるので早めに高鉢駐車場を出ました。火口脇のもう一つの高鉢山駐車場を過ぎ、道路が直線になったずっと先の旧登山道(現在は二合目林道とあわせて遊歩道となっている)の入り口にバス停があります。バス停の2〜300mほど手前には村山口衰退の原因となった大宮口と思われる旧道の入り口がありましたが、そこは1996年の台風17号による大量の風倒木に埋もれてしまいました。過去に復活を試みられたこともあった村山口もこの台風による倒木と繁殖するスズタケの中に埋もれたままになっていましたが、有志による発掘再開活動で昨年開通し、今年は村山古道の復活を記念して春から3回に分けて駿河湾田子の浦から山頂をめざした登山「富士山完登プロジェクト2005」が計画され、一週間前の7月9日には47名の登山隊が村山口登山道を登ったばかりでした。私たちもこの古道を昨年から何度か散策しており、今回で天照教から新6合目までの大部分を歩いたことになります。
 ほぼ定刻通りにバスがやってきました。標高2,000mあたりまで上ると下界は雲海です。新5合目駐車場はすでに満杯になっていて道路にまで車が溢れていました。ブルドーザの脇を抜けて宝永遊歩道に入るとほどなく村山口登山道と交差します。そこから赤い目印をたよりに下りにかかります。長い間使われなかったにもかかわらず登山道はしっかり残っています。林床の草花を楽しみながらエゾハルゼミが鳴く森をぐんぐん下って行くと、石積みが僅かに残っている小屋跡や中宮祠跡などがみられ、村山口登山道の古い歴史が感じられます。平安の昔から明治時代までの間にいったいどれだけの人たちがここを通ったことでしょう。やがて樹林の中に古い切り株や伐採の作業路跡などがみられるようになります。本来の登山道がどこなのかがよく分からなくなりますが、赤い目印と登山隊がつけた踏みあとを辿って下りて行きます。倒木が目立ち始め、登山道は森を出て浅い沢伝いになります。林縁にキソチドリ、日当りが良い斜面にタカネグンナイフウロやヤマオダマキが咲き、シロバナノヘビイチゴが実を付けていました。しばらく下ると行く手は大倒木地帯の荒涼とした風景になります。倒木の隙間はヒヨドリバナ、テンニンソウ、キオンなどが密生しており、開花の頃には沢山のチョウが集まってくることでしょう。登山道は倒木を迂回しながら再び森に入り、しばらく下ると広葉樹が増えてきます。そしてほどなく昨年6月の観察会で訪れた小屋跡に出ました。(高鉢山バス停午前8時20分〜高鉢駐車場到着午後1時30分・撮影、観察しながらのゆっくりペース)
タカネグンナイフウロ シャクジョウソウ
キソチドリ ギンリョウソウ
富士山本宮浅間神社中宮祠跡
富士山本宮浅間神社中宮祠跡 すぐ脇の御殿庭側の沢
積雪調査・・170cmあたりまでセンサーが曲がっていた 古い切り株がみられる
フジウスタケ 伐採作業路跡
キソチドリ ?
風倒木が出てくる ヤマオダマキ
風倒木帯 ミヤマオトコヨモギ
風倒木地・ヒヨドリバナ、テンニンソウ、キオンなどが多い
フジウスタケに似ている
? 広葉樹が多くなる
ツルシロカネソウ 岩にしがみついている
小屋跡・数カ所みられる 古い茶碗
高鉢ガラン沢遊歩道(右)と村山口(左)
(写真は超広角のため分岐のように見えるが少しずれて直角に交差する)ここから高鉢山駐車場に戻る
高鉢山ガラン沢・十里木・大野原

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